INTERVIEW.64

名古屋市 ―――様邸(親世帯) 完成後インタビュー

注文住宅
名古屋市 ―――様邸(親世帯)

2世帯住宅の親世帯ご夫婦へのインタビューです。実際にギャラリー和で建てた家で暮らしてみて、感じたことや思ったことを伺って来ました。

Q1.和工務店をどのようにして見つけていただきましたか?

奥様:工務店探しは娘夫婦に任せていました。最後、決める時はみんなで決めました。

Q2.他の工務店はご覧になりましたか?

旦那様:そうですね。3社ほど見ていました。

奥様:娘が熱心にあちこち回っていたものですから、時々展示場についていったりしていました。

Q3.二世帯の新築を考えるきっかけはありましたか?

旦那様:この、先祖代々の土地を守っていただくために、次の代の娘夫婦が守っていってくれるという事で、じゃあお任せしようという事になって同居することに決めました。その時に1階は私たち夫婦、2階は娘夫婦という事になりました。

奥様:あんまりお互いの生活空間に干渉しあわないようにしようという事でしたので、水回りなども全部分けて完全分離の二世帯住宅になりました。

Q4.以前はどんなお住まいでしたか?

奥様:元々ここにあった家は10DKくらいの広いお家でした。でも使い勝手が悪かったんです。元々鉄骨造で、後々建て直さなくてもいいように丈夫に作ってもらっていました。家族構成が次々と変わっていって、築年数が50年くらい経った頃に娘夫婦と同居の話になり、元々の家だと広さがあっても使い勝手が悪いね、という事と、一階が貸衣装の店舗になっていたので、一から建て直す方が一番良いという事になりました。

旦那様:私ははじめ、建て替えに反対でした。ご先祖様が建ててくださった建物を壊すのはなんかもったいなくて。

インタビュアー:最初はリノベーションも計画されていたんですか?

旦那様:そうですね。しっかりした骨組みがあったから、そこを再利用したらいいと思っていたんですけど、実際考えてみたら新築を建てるのとあまり費用が変わらなくなってきたので新築にしました。あと、耐震基準も変わってしまっていたので。

奥様:ここら辺は昔から水害が多い地域で、もともと江戸時代に立派な堤防が作ってありました。

旦那様:この家の基礎が上がっているのは、堤防の名残ですね。これくらいの高さがあれば水が入ってこないということです。

奥様:伊勢湾台風でも被害が多かったんですけれども、これくらいの高さがあれば大丈夫ですね。

旦那様:私も生まれる前の話です。この辺り一面が海のようになっていたそうです。
それもあって、私の祖母から”この家の高さを保ってほしい”という遺言もあって昔の高さのままにしています。

インタビュアー:ずっとこの土地にお住まいだからこそ、そういったことにも気を付けてらっしゃるんですね。

Q5.和工務店に決めていただいたきっかけはありますか?

旦那様:提案してくださる案がとても良かったです。こちらからの要望もわがままもうまく取り入れてくださって、望むような間取りに何回も何回も変更を重ねてくださいました。社員さんの感じがとてもよかったですね。こちらの要望も持ち帰って、すぐに検討してくれて、そういった対応の早さも良かったと思います。

Q6.和工務店期待していたことはありますか?

奥様:私は風水が気になっていて、それで風水での禁止事項にかからないように設計してほしいなと思っていました。結果その通りにしていただいて、その設計が不自然じゃなくて逆に使いやすくなって…風水にこだわって使い勝手が悪くなる家もあると思うんですけど、そこのところは上手に取り入れて、工夫してくださったのでとても感謝しています。

旦那様:辛抱強く付き合ってくださいました。

奥様:時々、後からの情報でそうでなかったとか、例えば方角の傾き方(真北か磁北)のとらえ方で水回りの位置を変更していただいたり…。この段階でいうのは申し訳ないなと思いながら、あとあと何十年も後悔するのは嫌だから遠慮なく言わせてもらって、それで対応してくださってとても感謝しております。

Q7.普段の打合せの印象を教えてください

旦那様:私たちが事務所にお伺いすることが多かったのですが、対応がとてもよかったと思います。

奥様:担当の設計士さんがいつもにこやかに対応してくださいました。

Q8.2世帯ならではの大変さはありましたか?

旦那様:全然ないですね。

奥様:ただ、私が風水にこだわったから1階(親世帯)だけでなく2階(子世帯)もそれに倣ってほしいということで、このエリアに排水溝や火はダメということを言ったりしたので、それまで完璧だったのを私の意見で覆してしまった感じで、困ったな、嫌だったろうなというのはあります。といっても今は設計士さんのおかげで、最初の案よりも使いやすい動線になっていると言っているのでよかったなと思います。

インタビュアー:1階と2階は中でつながっているんですか?

奥様:そうですね。1階に、つながっているドアがあります。私たちからそのドアを開けて侵入しないようにしていますが、孫が勝手に開けてお菓子をもらいに来たりします。私たちから開けるのは遠慮してるんですけど、孫が来てくれるのは歓迎です。そこらへんは娘と親子だから割とやりやすいです。もしかしたら旦那さんが我慢してるかもしれないけど…

Q9.打合せをしていた時と完成したお住まいと、違いはありましたか?

奥様:打合せの図面からではあんまりわからなかったですね。

旦那様:完成してから、こんな風になったんだと思いました。なんとなく間取りは想像出来ましたけど、壁紙など貼っていくと雰囲気がだいぶ変わるなぁと思いました。

インタビュアー:平面図だけですと高さ関係も分かりづらいですよね。

奥様:もともとの家はとても広かったけど、使わないスペースもありました。建て替えてからは無駄なスペースがなくなって使いやすくなりました。

旦那様:だいぶ楽になりました。

Q10.以前のお住まいとの違いはありますか?

旦那様:僕は建て替え反対派でしたが、住んでみたらやっぱりこっちの方がいいなぁと思いました。

インタビュアー:暖かさに変化はありましたか?

旦那様:とても暖かくなりました。断熱も、密閉性もあります。前の住居に比べたら隙間風も全くなくなりました。外の騒音なんかも遮断されています。とても快適です。

奥様:新しい家は電気代が上がるのかなと思っていたんですけれども、今の季節(夏)もあんまりクーラーを使わなくて、だいぶ省エネになっています。まだ新しいということもあってか、いい感じがします。毎日ホテル住まいしているような感覚です。

Q11.お気に入りの場所やこだわりポイントはございますか?

旦那様:僕は仏間が好きかな。普段何にも使っていないんですが、ご先祖様のスペースが一番いいなと思います。

奥様:私も仏間も好きですし、ここ(応接室)もラグジュアリーな感じが実現できてよかったです。あと、リビングも日本庭園の庭が大パノラマで見えて、とてもいいです。設計士さんが大きい窓にしてくれたので解放感もあってよかったなと思います。

旦那様:確かに大きな窓のおかげで前よりも明るくなったね。

奥様:リビングも好きだし、どこもいいですね。

旦那様:悪いところがないね。

Q12.二世帯を建てる方に向けてのアドバイスはありますか?

奥様:2階建てが二軒並ぶというよりは、私たちのような1階と2階で世帯を分けた方がいいんじゃないかなと思います。日常で階段の上り下りがないのでとてもいいです。

旦那様:ただ、孫の足音とかよく聞こえるけどね。

奥様:2階の床に防音の素材を入れる話も合ったんですけど、やっぱりコストを抑えたいということでやめたんです。そしたら結構足音が聞こえてきて。親子だからかえってそれが楽しいというか、気配を感じれて、活気があっていいけど、これが他人だったら神経質になってしまうのかなと思います。

旦那様:逆に私たちは、何にも音がしないと寂しいこともありますね。

Q13.最後に、これから新築を立てる方にアドバイスをお願いします

旦那様:やっぱり、今は駐車場を付ける方が多いと思うんですけど、植込みの花壇を作るといいんじゃないかなと思います。ちょっとした草とか花とかあるといいなと思います。

奥様:和さんに頼むといいと思います。

インタビュアー:ありがとうございます。

奥様:あとは、気になることは最初に調べておくといいと思います。私は風水が気になっていたけれども、計画段階ではあんまり乗り気にならなくて、今言わないと間に合わないっていう段階で本気になっていろいろ確認したりしたので、最初から気になることは最初によく調べ置いたらいいんじゃないかなと思います。あとから後悔しても遅いですから。